佐倉草ぶえの丘バラ園
The City of Sakura Rose Garden

日本の風土にあったバラの作出に生涯を捧げた「日本のバラの父」鈴木省三氏作品の品種を収集しました。

北半球には各地にいろいろな野生バラが存在します。このコーナーでは、ヨーロッパ、北米などに自生するバラを集めています。

各時代の品種を巡ることでバラの品種改良の歴史を知ることができるコーナーです。原種・オールドローズからモダンローズまで時代の流れに沿った植栽になっています。

オールドローズに四季咲きをもたらしたチャイナローズをはじめ、バラの品種改良に大きな影響を与えた中国産の原種やそれらを改良した品種を植栽しています。

日本は中国と並ぶ野生バラの宝庫で、バラの品種改良に大きな影響を与えました。ここでは16種類の野生のバラすべてとそれらを改良した品種を植栽しています。

バラはヒマラヤ周辺で発生し、そこから北半球に広がったともいわれます。ここでは、中国の南西部からヒマラヤ、中近東にかけて分布するバラを収集、植栽してあります。

ベルギーで生まれフランスで活躍したルドゥテはナポレオンの妃ジョセフィーヌの庇護を受けマルメゾン宮殿のバラを描き図譜を出版しました。その図譜にあるバラを植栽しています。

モダンローズの黄色はロサ・フォエティダの純黄色が伝えられたもの。他にも数少ない黄色の原種とその改良種を、収集しました。

フランス、リヨンのバラ園の名。オーナーのマスクリエ氏のご厚意で頂いたバラを植栽しています。

特に香りの良い種類を集めたコーナーです。

楚々とした美しさを持つ一重咲きのバラを集めています。

オールドローズにもっとも多い花色で構成しています。

日陰で育つバラはない、といってもいい。その中でいくらかでも日陰に強いものを選んで植栽しています。

「熱帯地方でも丈夫に育つバラを」インドのヴィララガヴァンご夫妻の夢です。

バラの研究及びチャイナローズとハイブリッド・ギガンテアの収集で知られるイタリア在住のヘルガ・ブリシェ氏より寄贈されたバラが植栽されています。

佐倉ゆかりのバラ。2021年春、開園15周年を記念し佐倉ゆかりのバラを集めて新設したミニガーデンです。

春と秋、バラの咲く頃オープンします。

ローズフェスティバル中には、ガーデンコンサートも行われます

鈴木省三が残した書籍・資料合わせて約9,000点を収めてあります。

また、バラの歴史、香り、色素についての資料などを展示しています。バラを知るために、新品種を作るためにどれも欠かせない大切な要素です。